FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「聖少年」を読みました。

215CQ586AWL.jpg

ご無沙汰ですね。すみません。
ここんところ毎回謝ってますね…

偶然目にした書評で知った小説です。同性愛というかウリセンが主題というので気になりました。
主人公は目立つ高校生で、でもそれぞれに傷を負っていてそのせいか、裏で彼らと仲間がウリのバイトをしている。そこにそんな世界とは縁のないノンケの同級生を引き込んで行くというお話。

とりあえず一気に読ませる吸引力はあります。
特に前半のノンケの同級生が主人公に憧れて変化して行く過程は、思春期の憧れとも恋愛感情とも友情も区別のつかない微妙な感情を良く描いていて、その感情によってまた当人が傷ついて行くあたりは、絶妙と感じます。
一方、後半は殺人に発展して、探偵なども登場、ミステリー的展開になって行くあたりはあまりに常套的で、ちょっとしらけてしまいます。強引に水増ししたかな?

この物語から同性相手のウリが異性相手であったら、だいぶ陳腐なものになっているでしょうね。
なのでこの設定に大きく依っているあたりが少々物足りないです。
でも、前半の展開はなかなかリアリティを感じるものです。

読後感のいたたまれなさは、ちょっと尾を引きました。
それは同性同士の営みや近親姦の背徳感、罪悪感が、ノンケの同級生の純粋さを持っても打ち消されずに残るからなのかな。なにかそういう同性愛=タブーという空気を背景にしている暗さが覆っている所がもやもやと気になりました。

女装とは直接結びつかないけど読んで損はないかな。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。