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世紀末の両性具有美

今、携帯もPCも持っていない人は、殆どいないだろうけど、気持ちとしてそんなもの否定して、もっと昔ながらの人間らしい生き方をするんだ!って思っている人は結構いるよね、きっと。
風の匂いや草木のささやきや星の輝きから命の神秘を読みたいのって。

前世紀末は、ちょうど産業革命が起こって、街の中に車が走り、鉄やガラスの建築が立ちはじめた頃。そんな近代化に背を向けた芸術家達がいました。象徴派と呼ばれる人たち。彼らは神秘的なイメージを愛し幻想的な文学を好み、そうした理想世界を描き出そうとしました。

その中でも、その志向が色濃くでているのがベルギーのジャンデルヴィル Jean Delvilleと言う画家。
オルフェウスの美しい絵で知りました。何年か前に日本にもこの絵来ましたよ。

Delville---Orphee.gif


ロマンチックで荘厳でとても好きな画家です。
彼らは女神や妖精など美しい女性に様々な意味を持たせ描きました。


The Love of Souls - Jean Delville


もともと神話の世界の神々は性別不明ですからそうした性別不明の美しい人が時々登場します。
School of plato

上の絵はSchool of plato 若き哲学者?達の学校のようです。
しかしその生徒さん達、青年たちですがあまりに官能的な肢体を見せびらかしていて艶かしいですね。
こんな様子で勉強できるんでしょうか?どきどきしちゃいそうです。
左のシナを作っている人とか男性?胸があったら女性じゃないのというような色気ムンムンの世界。
なんなんでしょう。

jean-delville1.jpg

デルヴィルの世界、なんとなく私たちが一般的に崇高で芸術的って思うようなイメージを具体化しているような作品ですね。
そういう意味ではちょっと古さもあって、車が走ってる時代とは思えないです。
進歩的というよりは神秘的、懐古的な方を選んだ人たち。
ま、趣味だけでいえば嫌いではない。
日本だって今でも花鳥風月や古き良き世界を描く人はいるので、まあ不思議ではないですけど。
古いものは気持ちいいんですけど、予定調和過ぎて退屈な所もあります。そこがむずがゆい所。
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テーマ : 女性化・男性化・中性化 - ジャンル : 心と身体

コメント

No title

不思議な絵ですね。
ジャン・デルヴィルという名前、初めて聞きました。
でも、絵は見たことがある気がします。もちろん実物ではないですが。
それにしても、あのしなをつくっている人、エロチックですねw


ウィリアム・ブレイクなどにも通ずる感じなのでしょうか。
2枚目の絵はそんな感じがしました。

今、原田マハ「楽園のカンヴァス」という小説を読んでいるのですが、アンリ・ルソーの謎を描いたミステリアスなものなのですが、絵画は面白いですね。

先日、日曜美術館で、礒江毅という画家の特集をやっていて見たのですが、新聞の上に横たわる裸婦、これすごすぎです。

やっぱり、絵画は面白いです。

No title

コメントありがとうございます。
モネやルノアールと同じ時代で陽光の彼らに対して月光の存在です。美術史的には印象派の方が主流派なので象徴派は日本では一般的ではないです。でも陰翳礼讃の風土ですから熱狂的ファンはいます。ブレイクとは国は違いますが同じ血統です。
原田マハは知りませんでした。名前がいい!ゴヤですね。この方なかなかの経歴、大変興味持ちました。読んで見ます。

No title

こんにちは。
 
 Sayanoさんの一番最初のオルフェウスの『最期の姿』は、たまたま、今年の4月に紀伊國屋書店で、『世界服飾史』、『この絵どこがすごい』のという本を買うとき、『美男美術史入門』という本があって、一緒に買った時に、この絵を知りました。

 このオルフェウスですが、ギリシャ神話で書かれている内容が、日本の神話に近いような感じがあることです。

 つまり、オルフェウスの妻エウリュディケが毒蛇に噛まれ死亡し、オルフェウスが妻を生き返らせたいがため、一心で冥界に赴いて彼女を取り戻すが、冥界の掟で決して後ろを振り返るなを破り、妻を失い失敗する。
 
 この事は、日本の場合、古事記にあるイザナギとイザナミの二人の夫婦神の逸話に近いところがあります。日本の場合妻であるイザナミの神が火の神様(秋葉神社)を生んだ後、死亡し、黄泉の国に行く、夫イザナギが、助けに行き、イザナミに黄泉の国で合うことができるが、イザナミは、顔を見ないでくれるようにイザナギにいうが、イザナギは、化け物になったイザナミを見て、黄泉の国から逃げ出す。

 いずれも、死者は、見てはいけない理由が、ギリシャでも、日本でもあったと思いますが、歴史ものが好きな僕としては、内容が変わっているが、根本は同じでなと思っています。

 例えば、ユダヤ人の国家イスラエルの今の国旗であるダビデの星(六芒星)ですが、三重県の伊勢神宮、京都の鞍馬寺に行くとあります。

 推測ですが、日本の古代時代に、ユダヤ人が、日本列島に渡り、ユダヤ教を広めたのが神道ではないかと僕なりに思っています。古代ギリシャのことも、当時の日本人に伝えたのだろうと感じます。

 また、国内にいて思うのは、日本に天狗の伝説があり、天狗の装束がユダヤ教の神父に似ている。イラク、ヨルダン、シリア、トルコ、エジプトなどのあたりの人々は、世界的に鼻が高く、顔立ちが面長で男女共肌は白ではないですが、綺麗であることは、知られていますので、関連があると思ってます。

 話は、それてしまいましたが、絵画や彫刻は、各時代により、違いますが、いろいろな表現があることには、服飾のデザイナーも参考にされるので、僕も大変興味があります。

  

No title

akira様
コメントありがとうございます。絵の記事に反応があって嬉しいです。
私もこの頃神道などの宗教に興味があります。信仰ということではなく文化的波及として。
神話の共通性は至る所で指摘されてますね。ユダヤと共通するとは面白いです。天狗の件もなるほど。人間の伝播力というのは想像を超えたものだとこの頃特に感じます。ネットの普及というのはその欲望の極みなのでしょう。
世界観が変わるはずです。そうすれば当然表現も変わるでしょうね。

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